不均衡な似通った狂獣で10のお題

1・猫は不器用に愛を求め、犬は貪欲に血を渇望する。

2・僕はぬくもりが欲しいだけなのに、皆はどうして冷たくなっていくんだろう。

3・優しく差し伸べられた手は、ただ利用するための偽りでしかなかった。

4・昔は心細いときは泣いていた。今は心細くなると犬の名を呼ぶ。

5・突き放すような物言いに、反論できるほど強くはなくて、僕はただ俯いた。

6・僕は犬が好きだけれど、犬は僕を道具としか見ていないのだろうか?

7・赤く紅く染まった僕の手を、そっと包み込んでくれるぬくもりがあった。

8・犬が僕をからかうのは、本当は寂しさを紛らわせてくれてるんだと知ってる。

9・片時でも離れているとひどく不安に駆られて、痛む胸を強く抑えた。

10・命の重さが分からない僕も、犬と同じくらい狂っているのかもしれない。
 一万打記念リクエストお題です。
 猫と犬が比喩なのか分からなかったので、色々と間違ってしまっているかもしれません……。
 特殊な設定でしたので勉強になりました!
お題一覧(フレームなし)に戻る < トップに戻る